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Manga Life in Kyoto

マンガとその周辺をなんとなくうろうろするブログ

マンガはタイムマシン。

現代でも使えるタイムマシンがあるとしたら、

それは意識の中にあると思う。

目を閉じて、イメージしたら、意識はその時その場所に行ける。

自由に行ける。

行きやすいところと行きにくいところはあるにしても。

 

「この手をはなさない」を久しぶりに読み返して

リアルタイムで読んでいた頃の感覚や胸の高鳴り、楽しさ、切なさを

まざまざと思い出していた時、

マンガってタイムマシンだな、と思った。

 

そして、ある人の言葉を思い出してた。

ある人というのは、「まんだらけ」の創業者?の人で、

名前は忘れちゃったんだけど、今ググって調べたら、

たぶん古川益三さんという人みたい。

以前見たドキュメンタリー番組の中で言ってた言葉。

「大人が昔の漫画を買いたがるのは、

 今それを読んで面白いからじゃないですよ。

 娯楽っていう意味でいったら、昔の漫画なんて、

 表現も古いし、もう面白くないですよ。

 でも、昔読んだ漫画を大人になってから読んだら、

 人は、それを読んでた時の自分の感性を思い出すんです。

 その時の感性を思い出したくて、みんな昔の漫画を読むんですよ」

(うろおぼえだけど、こんな感じ)

この言葉、本当にそうだな~~~~と思う。

小学生向けに描かれた少女漫画や少年漫画を、

今はもう素直にそのまま楽しめるわけじゃない。

だけど、やっぱり読み返したくなるのは・・・。

 

りぼんのふろく展」を観た時もそうだった。

見覚えのあるふろく。「これ、持ってた持ってた!」って言えるふろく。

もったいなくて使えなかったふろく。お姉ちゃんと一緒に遊んだふろく。

届いて、使うのがすっごくうれしかった全員サービスのグッズ。

展示室に展示されたそれらのふろく一つ一つが目に入って来た時に、

心がぐわーーーーーーーっと子どもの頃に戻ってしまった。

言葉にするなら何時間もかかりそうな、たくさんの思い出や

あの頃感じてたさまざまな感情が、胸に込み上げてきて、

泣きそうになってしまったほどだった。

ただ単に、「なつかしい」から涙が出るんじゃない。

言葉にできない、込み上げてくるもの、

それこそが「あの頃の感性」なんじゃないかな。

 

これからも、昔読んだ漫画をたくさん読み返すと思う。

そのたびに、私は時空を旅する。

あの頃の私と、今の私が、出会う。

 

今、初めて読んでるたくさんの漫画たちも、

きっと、何十年もしてから読み返したら、

またぐわーーーーーーってこの時代に引き戻されるのかな。

楽しみだな。

いっぱい読んでおこう、今だからこそ読める漫画を。